2007年10月21日

コードを発見する

コードとは要するに音の組み合わせなので、丹念に探していけば自分でいくらでも見つけられますし、そのほうが結果的にコードを体で憶えることができます。

正しくチューニングされたウクレレのフレットには、それぞれ次のような音が割り振られています。色がついている所はピアノだと黒鍵の所です。





例えばCコードで考えてみます。Cコードの構成音はRoot→C、3rd→E、5th→G、なので、C、E、Gの音の組み合わせが出来るように押さえればいい訳です。よくコードブックなどに出ているのがこれ。4弦の3フレット目が"C"なので、それを押さえてCコードを作ります。



で、4弦の7フレット目が"E" なので、それを押さえてもCコードになります。




さらに4弦の10フレット目に"G" があるので、これを押さえてもCコードが成立します。




この調子で探していくと、2弦の4フレット目に"E"があるので、これでもCコードが成立します。




他の弦も見てみます。3弦にも1弦にも"G" や"E" があるので、これらを使ってCコードを作ることもできます。




いわゆるハイコードも同じ要領で見つけていけます。

上の状態から4弦を7フレット目に移せば:




他の弦も移動してみると:



そういえば4弦の10フレット目は”G”だったので、こういうのもできます。





さらに、1、2、3弦は12フレット目でそれぞれG、C、E、なので:





こんな具合に別にコードブックに頼らなくてもコードを発見することができますし、こうやって音を見つけていくのは楽しいものです。



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2007年10月15日

コードの仕組み(まとめ)

コードはまだ沢山あるけど、よくみるコードは一通り解説したので、まとめのページを作ってみました。

Cコードを例に、様々なコードを構成する音、キーボードの場合、ウクレレの場合を併記してあります。

ダブルクリックすると大きくしてみれます。

よかったらダウンロードして参考にしてください。









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2007年10月11日

コードの仕組み( m7(-5) コード)

今日はm7(-5) コードのお話。

Cm7(-5) ,Dm7(-5) みたいな感じで表記されている。「マイナーセブンフラットファイブ」と読む。Cm7(b5) のように表記されることもある。

まあ要するに5番目の音が半音下がってフラットになるだけですね。


普通のCm7コード:




Cm7(-5) コード: 5th が半音下がる。






このコードはあまり使われませんが、サビの所でチョコっと出てきたりします。昔、松田聖子の歌を弾こうとするとこのm7(-5) が出てきて、読み方さえ分らず挫折しました。


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2007年10月7日

コードの仕組み(augmented コード)

今日はaugmentedコードのお話。

Caug, Eaug みたいな感じで表記されている。c+5,E+5 などのように、「+5」と表記されていることも多い。

aug はaugment から来ている略語である。augmentというのは「増す、増加する」というような意味で、まあ「半音増やす」とでも憶えておけば良いと思う。Diminish コードの逆だと思ってもいい。


で具体的に何がaugument するのかというと、ルートになる音にmajor 3rd を積み重ねた、不思議な音なんである。簡単に言えば、5thが半音上がるのだ。

普通のCコード:







Caug コード:3rdはそのままで、と5thが半音上がる。




つまり5番目の音も半音上がったものですな。

これもdiminish コード同様、不安定な感じのする音です。 7th コードなどのようにちゃんと調和している音に何かを足しているのではなくて、そもそも調和している1,3,5 の音を1,3,5# にしているので、ようするに不協和音ですよね。そんなわけで曲にアクセントを付けるためにチョコチョコと使われるだけです。




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2007年10月1日

コードの仕組み(Diminish コード)

今日はdiminishコードのお話。
Cdim, Edim みたいな感じで表記されている。

dim はdiminish から来ている略語である。Diminishというのは「減少させる」というような意味で、まあ「半音狭くする,」とでも憶えておけば良いと思う。


で具体的に何がDiminish するのかというと、ルートになる音に音を1音半ずつ積み重ねた、不思議な音なんである。

普通のCコード:




Cdim コード:3rdと5thがそれぞれ半音づつDiminish する。



考えようによればCm の5番目の音も半音下がっちまったと考えても言い訳です。
そこからまた1音半だけ上がった6thの音がくっ付いています。

実際に悲しいのを通り腰でなんかお化けが出そうな音がします。

あんまり使われませんが、よく曲の前半にちょっと寂しげなトーンを入れたりするのに使われていますね。私が一番最初に出くわしたのはかぐや姫の置手紙という歌でした。

Am Em Am Em
君はまたたくさんの 紙袋を抱えたままで
Dm G7 C
この手紙読んでいるだろう
Dm G7 C C#dim Dm
これで最後の男の気まぐれとして
G Edim C C7
どこか そこらの窓から捨ててくれ




この「男の気まぐれとして」のC#dimの使われ方は素敵なもんですし、なんとなくこの歌でDiminish コードが好きになりました。




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